「屋敷を爆破するの段」
『忍たま乱太郎』16期第10話
2008年4月11日放送
前回の続き。
お昼ご飯のおにぎりに火薬の原料である塩硝を混ぜた伝子さん。
そう言えば、どこかに潜入する時はおばさんの姿が一番良いと言うのを聞いた事がある。おばさんが一番警戒されないらしい。
視聴者は伝子さんが山田先生の女装姿だと分かっているけれど、あちらからしたら愛想の良いおばさんが笑顔で毒を仕込んでいる事になる。考えてみたら人間不信になりそうな怖さ。
因みにこの塩硝入りのおにぎりをしんべヱも気付かずに食べてしまいそうだったのは、塩硝が漢方薬では便秘の薬になる、つまりは一応食べられるものだったから見抜けなかったのだと思われる。
今回の事件の最初に登場した怪しい老人こと如影忍は厚着先生によるとかなりの強者だったようだが、結局は一年は組の勘で気配を悟られ、まさに鼻タレ小僧のしんべヱによって捕まる事に。
今回のドクタケが集めたフリーの忍者はそれぞれ優秀だったけれど、それぞれ後一歩足りなかった感じで、結局は一年は組の勉強の格好の題材にされてしまうのであった。
今回は一年い組と一年は組のガチ対決から厚着先生が一年は組の習い方を見学するに内容がスライドした話だった。
厚着先生は実戦と教科書を結び付けて習っている事と子供の特権である素直な好奇心を活用している事の二つが一年は組の強さに繋がっている事を実感する。この二つは『忍たま』がTVの前の子供と大人に伝えたい事のような気がする。
駐在所が爆破されたのを見て勿体無いと涙するきり丸。それに対する土井先生の「戦とは勿体無いものさ。浪費と破壊と消耗。そこからは何も生み出すものは無い」は名言。
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