「十絶陣の戦い・『紅水陣』・玉鼎真人の魂魄・封神台へ」
『封神演義』第121回
玉鼎真人封神……!
味方キャラが戦闘で殺されるのはこれが初めてだったので衝撃だった。(殷洪も味方キャラと言って良いんだけど彼の場合は事情が特殊なので)
作者曰く「なにかふっきれた」回との事。
玉鼎真人はボリュームのある髪をしていたいたので、紅水陣で髪が溶けて落ちていくのが印象的だった。
太公望「この借りは必ず返すぞ、王天君」、
王天君「感情的になりなさんな。こっちだって二人やられてんだぜ? おあいこだ」。
本作では特に深く掘り下げられなかったけれど「人間や崑崙の仙道を殺すのはOUTで金鰲の妖怪仙人を殺すのはOK」と言う線引きはツッコまれると結構難しい問題を孕んでいる。どちらも同じ命だとした場合、「主人公達の殺しはOKで敵側の殺しはOUT」と言うのは実は説明が出来なかったりする。
聞仲は太公望と十二仙を十天君に任せて自分は「あれ」の補足を始める。この「あれ」とは女媧のいる蓬莱島である事が後に判明する。
崑崙山会議室。
ちっちゃくて見辛いのだが、ひょっとして、李靖も会議に参加している?(でも、後のチーム分けには不参加。まぁ、宝貝を持っていないので仕方が無いが)
「ハニー。あたし達はずっと一緒よ。一人で死なないでね」。
物凄い死亡フラグではあるが、蟬玉はこの辺りからメインの話から外れて出番が少なくなり、結果的に土行孫共々生き残る事となる。
この回で道行天尊が本格的に登場する。
赤ちゃん言葉を使うキャラは実は腹黒と言うのは昔からお約束。
「たのむさ、美人三姉妹!」。
天化もそう言う社交辞令が言えたのね。
「十絶陣の戦い・『風吼陣』・INTO THE TORNADO」に続く。