「十絶陣の戦い・『化血陣』・神経衰弱」
『封神演義』第118回
玉鼎「太公望よ、その真剣水雀とは何かの奥義なのか?」、
太公望「生真面目なボケを…」。
玉鼎真人でこういうシーンがあるとは予想していなかったので、不意打ちでかなりウケたw
カードを並べた時に数字を全部見て配置を暗記すると言うセコいがグレイトなイカサマをする太公望。因みに本物のマジシャンによると「全部覚えるくらいならもっと簡単に済ませられるトリックがある」との事らしいです。
「十絶陣は創造主に都合の良い空間」。
化血陣に限らず多くの十絶陣は使用者に都合が良い設定になっているのだが、その一方で「使用者はその空間内にいなければいけない」「使用者もその空間の法則に従わなければならない」等、いくつか制約もある。
トリッキーな強敵であった孫天君はやりようによっては一人で多くの敵を倒せそうなのだが実は大きな弱点があった。それは「一気に全員を倒す事が出来ない」である。「一対一のゲーム」を選ぶと孫天君は「一人ずつ相手にする」しかないのだ。これはどういう事かと言うと、相手が複数だと相手を全員倒すまで何回か戦わなければいけなくなり、それだけ「手の内を相手に見せる回数が増えてしまう」のだ。結果、太公望は蟬玉や四不象との戦いを見て孫天君の位置を絞り込む事に成功した。
「十絶陣の戦い・『紅水陣』・理解不理解」に続く。