「安藤先生の相談の段」
『忍たま乱太郎』20期第62話
2012年6月27日放送
原作では三郎、タカ丸、孫兵、三之助は「兵庫水軍のオーディションで出番が無かったメンバー」なのだが、アニメではまだ水軍のオーディションをやっていないのでどうなるのかなと思ったら「このところ出番が少ないメンバー」と言う括りになっていた。「三郎は少し前に出番があったでしょ!」とツッコもうとしたら「私はそれなりに出番のある」と三郎が自己紹介したのには笑った。
原作と同じ流れでここから安藤先生の話に繋がるのだが、「出番の少ないキャラクター」で安藤先生を出すのはちょっと無理があったかな。(なにせ安藤先生は9話前に主役回があったばかり)
以前の安藤先生は頭皮がかなり薄くなっていたが今回は原作準拠でフサフサの頭皮になっている。
娘さんに見栄を張ってしまった事で色々と面倒くさい事になってしまった安藤先生。この展開は『ドラえもん』でスネ夫が弟に見栄を張ってしまったら困った事になった話を思い出す。安藤先生もスネ夫も自分の現状が分かっていながら、それを認めたくないと言う気持ちが身内に見栄を張ってしまう事に繋がるのかな。逆に言えばどういう見栄を張ったかで、その人は何のコンプレックスを抱いているのかが分かる。安藤先生の場合、娘さんが言った「生徒に誕生日を祝ってもらう」は十分に可能だったと思うが、そこに「敵の忍者にも祝ってもらう」と言う見栄を張ってしまった。おそらく安藤先生は一年は組が忍術学園の外にも人脈がある事にコンプレックスを抱いていて、それがこういう形で出てしまったのであろう。
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