翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「掛け軸はどこだの段」 『忍たま乱太郎』20期第61話

「掛け軸はどこだの段」
忍たま乱太郎』20期第61話
2012年6月26日放送

 

商売の難しさ面白さが分かる回。
「子供が良いものだと言ってもお客は信用しないよ。特に美術品はね」として、乱太郎達が呼びかけても売れなかった掛け軸が勘右衛門が変装したお爺さんが絶賛するとあっと言う間に売り切れてしまった。
こう言う美術品の価値は人によって様々で、そう言う勘右衛門も客寄せの為に掛けてあった掛け軸の価値は分からず安値で売ってしまった。と言うのもこの掛け軸は超有名な貴族が間違って書いてしまったものなので、そう言う経緯を知らないと全く価値を見出せないものだった。
このように物の価値は「誰が評価するか」「どのような経緯で出来上がったのか」と言うのも大きく関わっていて、これが評論家と言う職業が成り立つ理由の一つとなっている。
今は私も含め評論家を職業としていない人達も評論、感想、作品の裏話等をネットに上げるようになったが、これら評論家ではない人達による評論や感想や裏話等も作品の価値に大きく関わってしまうので、作品のレビューを書く時は気を付けたいなと改めて思う。

 

今回は一年生の乱太郎達と五年生の勘右衛門のレベルの違いがよく分かる話となっている。
勘右衛門はきり丸ですら売る事が出来なかった掛け軸を見事に売りさばき、あの状況でも掛け軸を売った相手をちゃんと把握していて、窯元と交渉する時も「掛け軸の良さが分かる人物はあなたしかいない」と相手を持ち上げて成功に導くと地味ながらも要所要所で有能振りを発揮していた。

 

勘右衛門は最初は周りに振り回される事が多かったが、段々と周りを振り回す事が多くなってきた。同じ学級委員長委員会の三郎に近いキャラになっているので、一緒に委員会活動をやっていくうちに影響を受けてきたのかな。

 

安藤先生の相談の段」に進む。