「雑渡昆奈門を倒せの段」
『忍たま乱太郎』18期第72話
2010年7月21日放送
前回の続き。
全編が上級生とプロ忍者の戦いで構成されている珍しい回。
戦いに使う武器を迷ってしまう雷蔵への雑渡昆奈門の「私は好きな武器を選べとは言ったが迷ってもいいとは言わなかったよ」と言う台詞が怖くて思わず背筋がゾクッとした。こういう視聴者に「恐れ」を抱かせる事が出来るのが昆奈門の特徴。
ここで昆奈門が雷蔵の迷い癖につけ込んで勝利した事で、昆奈門、雷蔵、三郎の中でちょっとした因縁が生まれる。
普段はしんべヱすら振り回す三郎が感情的になって飛び出してしまうところを見るに三郎の中で雷蔵と言う存在がどれほど大きいのかが分かる。
昆奈門が「忍たまが持つ武器にしては危険すぎる」と説明する鏢刀。命中しなくても殺傷可能と言うところに三郎の本気が見える。
ところで、もし、これが三郎の「標準武器」だとしたら、三郎は普段からプロ忍者ですら危険と言う武器を持っているとなり、「素顔が謎」「五年生ながら六年生に匹敵」に続く三郎の底知れ無さを示すものとなる。
昆奈門ですら「鏢刀をうっかり手で掴んだりすれば傷付いてしまう」と言っているのにあっさりと手で掴んでいるタソガレドキ忍者が凄い!
残る五年生はまとめて挑むも自滅してしまう……。
と言うか、勘右衛門に至っては自己紹介しかしていない……。
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