翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「四不象・結婚してることを思い出す」 『封神演義外伝』第4回

「四不象・結婚してることを思い出す」
封神演義外伝』第4回

 

雑に封神された魔家四将に笑ったw
連載時の魔家四将はギャグが無かっただけに今回の話は出番は少ないが印象に残った。

 

連載時も胡喜媚の雉鶏精の能力を使えば女媧相手でも簡単に勝つ事が出来るんじゃないかと思っていたが、胡喜媚や孔宣の性格を考えるとリスクの方が大きいかも。実際、妲己は胡喜媚の雉鶏精としての能力を当てにしていた感じは無かった。
それなら妲己はどうして胡喜媚を自分の妹にして近くに置いていたのか。如意羽衣の変化の能力に期待してと言うのもあると思うが、ひょっとしたら「殺劫」をさせない為だったのかもしれない。
原作の小説には登場するが藤崎竜さんの漫画版には登場していなかった設定として「殺劫」と言うのがあり、今回はそれを「高次元空間で悠久の時を過ごす孤独な雉鶏精が一億年に一度感じる衝動」と言う設定にして出している。殺劫の原因が一億年も孤独でいるからと言うのなら普段から雉鶏精を孤独にさせないでかまって遊んで戦わせれば良いわけで、妲己は胡喜媚を近くに置く事で彼女が孤独にならないようにしていたのかもしれない。

 

時間を止めたり巻き戻したりする事が出来る雉鶏精。かつて雉鶏精・胡喜媚を倒した事がある四聖って凄かったんだなと改めて感じる。(四聖と戦った時の胡喜媚は雉鶏精の能力を一切使っていなかったと思うが)
活躍が前半に集中しているせいで強さのインフレに置いて行かれた印象のある四聖だけれど、その後で妲己や胡喜媚の設定が明かされていくと実は作中でも屈指の強キャラだった事が分かる。もう少し連載が長かったら後半でも活躍の場があったのかな?

 

殺劫が一億年に一度あると言う設定なので、孔宣の姉である胡喜媚は何歳なんだ?と言う疑問が生じるが、孔宣がずっといた高次元空間と地球がある空間の時間の流れが同じとは限らないので、実は高次元空間を飛び回っている孔宣の方が長い時間を生きている可能性がある。

 

」に続く。