翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「兵助の豆腐地獄の段」 『忍たま乱太郎』20期第32話

「兵助の豆腐地獄の段」
忍たま乱太郎』20期第32話
2012年5月16日放送

 

色々と話題になった回。
冷静に見ると話自体は「とんでもない事になるかもと心配したが実際はそうならなかった。めでたしめでたし」と言う結構王道な話だったりする。
「意気投合した兵助が嬉しそうな表情で美味しい豆腐料理を作ると言ってくれた」から「勘右衛門の豆腐地獄の話で豆腐を作る兵助の顔が悪魔に見えた」を経て「豆腐地獄を覚悟していたら自分が好きな生物型の豆腐が出て兵助も爽やかな笑顔を見せた」と言う上げて下げて最後にもう一度上げると言う流れも定番だし。
兵助と八左ヱ門が花畑で意気投合する流れも滝夜叉丸と三木ヱ門でやったらギャグになっていたと思うが、それを滝夜叉丸と三木ヱ門に比べて普通人である兵助と八左ヱ門でやってしまったので雰囲気が妙に生々しくなってしまったのかもしれない。
まぁ、当時の『忍たま』界隈の雰囲気を考えるとスタッフが全く意識していなかったとは言いきれないけれどね。

 

委員会活動で悩んでいる兵助を見付けた勘右衛門。相談に乗るのかと思いきやちょっと話をして逃げてしまっている。
一年生の庄左ヱ門や彦四郎と比べると五年生の勘右衛門や三郎は学級委員長として皆の事を気に掛けてはいるが何でもかんでも無条件に背負い込む事はしないようだ。この辺りの加減は経験から来るものなのかな。

 

八左ヱ門「おほー、兵助」。
いやいや。八左ヱ門、その「おほー」の使い方はさすがに不自然じゃないか?

 

八左ヱ門が自分の悩みを理解できる理由がすぐに思い浮かばなかったり、五年生の中で八左ヱ門だけ豆腐料理を振る舞っていなかったりと今回の話以前の兵助はあまり八左ヱ門の事を意識していなかったのが意外。五年生の中でも八左ヱ門は体育会系的なキャラなので今まで接点が無かったのかな。

 

乱太郎達に相談してもロクな事にならないと追い返す八左ヱ門。
いやいや、しんべヱに食べるのを手伝ってもらったら解決だったんじゃないのかな?

 

覚悟を決めて豆腐地獄を味わう事を決めた八左ヱ門だったが、兵助が生物委員会の八左ヱ門用に生物型の豆腐を作ってくれたので八左ヱ門も大喜び。めでたしめでたし。
……と言いたいところだけれど、勘右衛門も雷蔵も三郎も兵助の豆腐料理を不味いとは言ってない。次から次へと豆腐料理が出てきて食べきれなくなるのが大変と言っているのだ。そう、つまり八左ヱ門にとっての豆腐地獄は番組が終わったこの後に待っているのだ。

 

早すぎた天才の煩悩の段」に進む。