「ブルマの大失敗!!」
『DRAGON BALL』其之七十
扉絵のミリタリービキニのブルマが格好良く可愛くて好き。
ブルー将軍登場。
ハナクソをほじった部下を直ちに処刑すると言う潔癖症なところを見せる。
『DRAGON BALL』で明確に「ここで人が死んだ」と言う場面が出てきたのはここが最初かな? これまでも「死」や「殺し」と言う言葉は出ていたが今回は「ダーン」と言うピストルの音をハッキリと書いた事で扉の向こうで人が殺された事を伝えている。
因みにブルー将軍はその音を「いい音……」と恍惚な感じで聞いていた。これまでの敵キャラクターよりサディスティックな部分が見え、『DRAGON BALL』が持っていた「ゆるさ」が少しずつ無くなっていくのが感じられる。
マッスルタワー編は寒い山奥が舞台だったが今回は暑い海が舞台。
正反対の舞台が登場する事で「世界各地を大冒険している」と言う感じが出る。
ブリーフ博士のホイポイカプセルを間違って持って来てしまったブルマ。
中身はHな本であった。ブリーフ博士は亀仙人と違ってあまり性的な意思表示をしない人物なのだが、そこはやっぱり鳥山明作品のオジサンであったか。
無人島に一人でいるところをレッドリボン軍に追われる事になったブルマ。少年誌なので「チカン」と言う表現に留めているが実際はどういう意味だったかと言うのを考えると先程のHな本と合わせて今回はかなり大人向けな場面がある話だったと言える。
「KAME HOUSE発見さる!!」に続く。