翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「武天老師の決心」 『DRAGON BALL』其之百四十五

武天老師の決心」
DRAGON BALL』其之百四十五

 

ヤジロベーといる時の悟空はいつもとちょっと違っていて今回も「いいクルマもってんな」と話をしている。何気ない会話であるがこの頃の悟空が車について感想を述べるのは非常に珍しい。

 

武天老師が5個のドラゴンボールを埋めた場所は餃子が隠れた場所から少し離れていた。
餃子の近くにドラゴンボールを埋めた方が安全な気もするが、ピッコロ大魔王の不意を突くには餃子の存在を隠しておかなければいけないので、ピッコロ大魔王がレーダーでドラゴンボールを探す時に近くに餃子がいると発見されるリスクが高かったのであろう。
餃子は超能力が使えるので離れた場所からも土に埋めたドラゴンボールを取り出して自分の近くまで持ってこられたのかもしれない。それなら餃子から離れた場所にドラゴンボールを埋めたのも納得出来る。

 

何者かにドラゴンボールを奪われないように飲み込んでしまうピッコロ大魔王。この「相手に奪われないようにするには自分の中に入れてしまうのが一番」と言う考えは子供のピッコロにも受け継がれていて、魔封波で神様を封印したピッコロは悟空に奪い返されない為に神様を封じた瓶を飲み込んでしまう。

 

武天老師によって不老不死の水など有りはしない事が語られる。これによって『DRAGON BALL』は誰もが死んでしまう可能性がある事が示されて緊迫感がグッと増した。
とは言え、この路線変更は少々強引で、不老不死の水が嘘なら武天老師、占いババ、鶴仙人、桃白白が長寿なのはどういう理由なのか謎になってしまった。

 

悟空が死んで自分も死んだらピッコロ大魔王を倒せるのは天津飯しかいないと告げる武天老師。この事から武天老師の見立てでは天津飯ヤムチャ&餃子の間には大きな壁がある事が分かる。

 

亀仙人 最後の魔封波!!」に続く。