「名もない忍者の段」
『忍たま乱太郎』24期第23話
2016年5月4日放送
突庵望太、命知らずな事をしたなぁ……。
原作では突庵とタソガレドキに面識は無いのだがアニメでは伊作を介して面識が出来ている。もし尊奈門達がその事を覚えていなかったら突庵の命は無かったかもしれない。
今回は昆奈門と尊奈門だけでなく、山本陣内、高坂陣内左衛門、押都長烈とタソガレドキ忍者の主要メンバーが全員登場。モブで五条弾達まで登場している。ひょっとして、アニメで1話の中にこれほどタソガレドキ忍者が登場した話ってこれまで無かったかも。
タソガレドキは戦の準備をしているのかと思いきや美味しいお団子屋さんを確保しておきたかったと言うオチ。でも、昆奈門なので、突庵を無傷で忍術学園に帰す代わりにタソガレドキが新しく作った砦はお団子屋さんの為と言う事にして見逃してほしいと言う取り引きのようにも見える。
アニメでは以前にも昆奈門と学園長が密かにやり取りをしている話があったので、両者には色々と裏の駆け引きがありそう。
タソガレドキ忍者の意外な画力の高さに驚くが、よく考えたら忍者は何かを調査してそれを絵にする必要があるので画力は必須スキルなのかもしれない。
忍術学園に帰る突庵を見送る昆奈門の眼が実に悪人らしいw
原作ではよくしているのだがアニメでこの目を見せるのは珍しい。
今回の話はドクタケでも成り立ちそうなのだが、やはりタソガレドキでやる事に面白さがあったと思う。と言うのも八方斎だと「戦の準備と思ったら実は美味しいお団子屋さんが目的」と言うのを視聴者が予想出来てしまう恐れがある。オチを効果的にする為にも「本当に戦の準備をしていそう」なタソガレドキでなければいけなかったのだ。
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